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発行:
クインテッセンス出版株式会社 著者: B.J.Crispin=編/
安田 登=訳
「最新 審美と接着」より引用
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臼歯の歯の溝は深く、複雑な形態をしています。そのため、歯ブラシでは取りきれないプラークが侵入し、虫歯になることがあります。そこで、あらかじめ溝を塞いでしまうのがシーラントです。シーラントにはフッ素除放性という、徐々にフッ素が放出されて歯を強くしたり、除菌をする効果もあります。
■シーラントの適応
・生えて間もない永久歯(6歳〜13歳頃)
生えて間もない永久歯はまだ歯質が弱いので、虫歯になりやすくなっています。また乳歯が永久歯に生えかわる時期は、ブラッシングが困難です。
きちんと生えるまで1〜1年半かかるので、その間は他の歯よりも背丈が低く、歯肉が歯の一部を覆っています。そのためプラークの侵入を防ぐことが難しく、清掃も困難なので、シーラントをしておくと安心です。
・乳歯の奥歯(3歳〜4歳頃)
家族に虫歯が多い場合や、虫歯になりにくい前歯がすでに虫歯の場合など、リスクが高い場合はシーラントをすると良いでしょう。
※シーラントは保険適応になります。
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